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ラバーズ研究所コラム

コンドームの箱はなぜ中身が見えないの?

確かにコンドームという商品であればこそ、実際の中身は気になりますし、巷には一部が透明になっていて、中身が見えるパッケージも多く出回っていますから、そのお気持ちは良くわかります。

しかし、コンドームの箱を透明にできない理由があります。
多くのコンドームは、天然ゴムラテックスという、いわゆるゴムでできています。日本では、ポリウレタンというプラスチック系素材のものも多く見受けられます。どちらの素材も劣化の進行度合いに違いがありますが、太陽光や蛍光灯などから発せられる紫外線によって劣化してしまいます。この劣化を防ぐために、コンドームの箱は光を通さないようにする必要があるのです。

皆さんも古い輪ゴムが伸びなくなって切れたという経験がありませんか?それがいわゆる「劣化した状態」です。コンドームが劣化するとどうなるか…。当然破れて事故につながる恐れが出てきます。そのため、箱だけでなく、コンドーム一個一個の包装も、透明ではなく、光を通さないように作られることが多いのです。

オカモトのコンドームに記載されている使用期限は、このような劣化事故が起きない期間で定めており、また使用上の注意等でも、劣化しやすい状態で保管しないよう、注意を呼びかけています。

コンドームの劣化を防ぐには、直射日光や蛍光灯などの明かりを避け、机の引き出しやベッドの引き出しなどの冷暗所に箱に入れた状態で保管してください。冷蔵庫のような冷え過ぎる場所もNGです。

また、洋服ダンスなどにしまう際もご注意を。防虫剤の揮発性成分が、コンドームを劣化させてしまう恐れがあります。

適切な環境に保管して、安全な状態でコンドームをご使用ください。各コンドームの詳細は、Webサイトでも確認できます。

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